2007/8/28 火曜日

FlashPlayerがH.264コーデックに対応する件

Filed under: Flash,Market,technology — renji @ 10:19:12

米Adobe Systemsが米国時間8月21日,Flashアプリケーション実行ソフトウエア「Adobe Flash Player 9」用の最新アップデータ(開発コード名は「Moviestar」)のベータ版を公開した。同アップデータを適用すると,Flash PlayerでH.264形式のハイビジョン(HD)ビデオ再生が可能となる。ベータ版はAdobeのWebサイトから無償でダウンロードできる。最終版は2007年秋に利用可能となる。

なんか自身も勘違いしていたかも知れないのでメモ。

これまでのFlashPlayerでサポートされていたビデオ・コーデックは

Sorenson Spark (H.263)コーデック
On2 VP6 コーデック

というもの。

【On2 VP6 と Sorenson Spark ビデオコーデックの比較】

【Flash Videoのエンコーディング】


でこれに新たなコーデックH.264が追加されたという話ですね。

【H.264 Wikipedia】


で、このH.264コーデックが採用されたFlashPlayerで何が起こるかと言うと。。。

【1】ビデオプレーヤーとしての位置づけをFlashPlayerが確固たるものとする。
【2】映像コンテンツ自身のクロスプラットフォーム/マルチデバイスが可能になる。
【3】H.264コーデックの特性によるワンソース/マルチユース

【1】に関しては既に周知の事実で数々のキャンペーンサイトやYouTubeやGoogle Videoなど、Web上の動画ソリューションとして採用されているのはFlash技術だったりします。

そして【2】に関してはFlashPlayer自体がWin/Mac/Unixと主要3大OS上で動作し、ネット寄りのコンテンツはswfコンテンツとして、デスクトップ寄りのアプリケーションはair(Adobe Integrated Runtime)コンテンツとして作り分けることができ既に「マルチプラットフォーム」を実現することが可能です。
そして、FlashPlayerはPCは元より携帯電話やPDAなどの携帯端末、液晶テレビやカーナビ、ゲーム機などの情報家電、さらには炊飯器や電子レンジなどの一般家電にまで既に実装されています。

映像コンテンツを享受する側にとって選択肢を増やし、コンテクストを選ばない状況を与えることができます。

「マルチデバイス」の場合、実装する環境(ハード)の制約によってFlashPlayerで行えることに「差」が生じますが、ソフトウェアよりハードウェアの進化するスピードをが速いことを考えると、それもいずれ解消されるでしょう。

最後に【3】はH.264というコーデック自体が多数のプロファイルを用意しています。
「プロファイル」とは、目的用途別に定義された機能の集合を表すもののこと。
つまり単に「動画」といってもその再生環境にあわせて「プロファイル」を変更することで再生環境にあったクオリティが選択できるということ。例えば具体的な利用例としては「ワンセグ」といった低スペック・低解像度の映像から「HD DVD」「Blue-Ray Disc」などで使用する高スペック・高解像度の映像までを一つのコーデックで対応しているわけです。これは撮影した映像からの「ワンソース/マルチユース」を実現するうえで非常に大きなアドバンテージになります。

印刷・映像からITとの融合で「クロスメディア」を突き進んでいる我々ですが、映像のリソースとITのリソースをもっと融合させて次世代に通用する「ワンソース/マルチユース」にコンテンツの企画・制作を行い「マルチプラットフォーム/マルチデバイス」
に展開を試みる。そういったソリューションが起こせる可能性をこの「FlashPlayerがH.264コーデックに対応」というニュースは示唆してくれていると思います。

2件のコメント »

  1. コンニチワ!須川です。
    これ、うちの社内では3人くらいで盛り上がっています。
    私はあんまりすごさが分からなかったのですが、
    映像チームに聞くとH.264対応はえげつないらしいです。
    やっぱ映像を盛り込むだけでシャキーンとしますし、楽しみですね。
    楽しい仕事がしたいですニャ!

    コメント by たまこ — 2007/8/30 木曜日 @ 14:04:15

  2. コメントありがとうございます。
    いや僕も映像専門の人ほど「すごさ」はわかっていません。><

    で、流石に対応しているFlashPlayerもまだ「正式公開版」ではないので「H.264に対してのバリバリ最適化」が行われていないため、フルスペックの映像の再生には、それ相当のスペックのPCが求められたり、場合によってはそれでも落ちたりするようですね。。。

    【akihiro kamijo:Flash Player 9 の H.264/HE-AAC サポートについて】
    http://weblogs.macromedia.com/akamijo/archives/2007/08/flash_player_9_10.cfm

    今後ともごひいきに(o^ー’)b

    コメント by renji — 2007/8/30 木曜日 @ 15:54:43

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